懐かしマンガレビュー 「GS美神 極楽大作戦!!」 第1巻 (4) [GS美神]
1990年代の週刊少年サンデーの代表作のひとつ。
読切りや4コマ漫画で人気を得てきた椎名高志の本格連載デビュー作品。
天下無敵唯我独尊強欲ゴーストスイーパー美神令子と、彼女の色香に自ら迷い込み超薄給でこき使われるアルバイト横島忠夫。そこに成仏の仕方を忘れた幽霊のおキヌが加わっておりなすドタバタギャグコメディ。
週刊連載となる前の読切り2編を含む第1巻は、徹頭徹尾作者お得意のハイテンションギャグで埋め尽くされた、紛れもないギャグマンガ。
美神の傍若無人さ、横島のスケベ&ヘタレ、おキヌのボケっぷりが最高。
リポート7 海よりの使者!!
横島に千載一遇空前絶後史上最高生涯最後の春が来た?
海辺のリゾートホテルに現れる幽霊?退治を依頼されて・・・という話。
でも退治の場面がメインではありません。
今回のテーマはモテる横島!
ビーチで出会った女性と、自分でも信じられないくらいうまく話がすすんでいく。
しかし、そこはこのマンガ、必ずウラがあるわけで。
さて、今回は、「モノノケのたぐいに好かれる横島」という定説のもとになった話でもある。
でも、これって美神がモノローグで言ってるだけで、別に「設定」というほどじゃないと思うんだけど。
それはともかく、やきもちを妬くおキヌがかわいく描かれているのは確か。
☆今回のギャラ
不明 「金にはなるし楽しいし、リゾート地の仕事って大好き(はあと)」
★今回の正気に戻ったヒト
「人魚はともかく子持ちの人妻とは聞いてねーぞっ!!」
子持ちの人妻女性より、独身の人魚の方がいいのか?
ま、そりゃいいんだろうな。なんせ横島だから。
リポート8 幽霊潜水艦を追え!!
海上保安庁の恒例行事「幽霊船狩り」に参加した美神たち。
現れたのは、幽霊船は幽霊船でも潜水艦の幽霊船。
そこにボートで駆けつけたじーさんがまた話をややこしくして、という話。
とにかく最初から最後までギャグ満載で息つく暇もなく話が進んでいく。
パロディも多用されているみたいだけどようわからん。
でも十分楽しめる。
☆今回のギャラ
不明。海上保安庁の行事への参加ってことで。
★今回のそりゃあんまりなヒト
「手まねきしたからいーのかと思って・・・」
潜水艦にぶらさがって助けを求める横島に(正確にはその後ろの潜水艦に)向かって躊躇せず銛を発射する美神。
まったく悪気なさそう。
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