懐かしマンガレビュー 「GS美神 極楽大作戦!!」 第2巻 (4) [GS美神]
冥子、ドクターカオス&マリア、唐巣など、主要キャラが続々と初お目見え。
美神&横島のちょっといい話も出てきて、作品全体のストーリーも動きだす気配が。
とはいえ、美神の外道ぶりも変わらず炸裂の、第2巻。
リポート7 愛に時間を!! (その3)
ビル建設予定地の更地の前で絶望する横島の脇を通り過ぎる人影。
それは高校時代の美神令子だった。
美神は高校に通う傍ら見習いGSとして師匠のもとで修業中。
前回の反省から(?)、話しても無駄だと思った横島は、悪霊にとりつかれたフリをして、除霊の手段としてキスをせまるが、美神にあっさり見破られてしまう。
進退きわまった横島だが、そこに、本当に悪霊にとりつかれた美神の高校の後輩がやってくる。
ところが、美神はまだ除霊の経験がなく・・・?という話。
というわけで、
ある意味美神の対極に位置するGSだけど、この人しか美神の師匠は務まらん気がする。
美神並みに頑固だし。
このころからすでに、ギャラをふっかける、唐巣先生をイスでなぐって気絶させる、など、「らしい」美神。
現在と顔が描き分けられていて、ちゃんと高校生に見えて、これがまたかわいい。
で、今回は美神と横島の年齢差がだいたいわかる。
横島=中学1年
美神=高校2年 or 3年
こうやって見ると結構な差だな、この年頃だと。
あと、「GS見習い」というのもここで初出。
☆今回のギャラ
「いや、金など結構・・・」
「一千万ですわ!」
さすが、まだ高校生、現在より桁がひとつ少ないです。
★今回の将来の夢
「そのあかつきにはかせいでかせいでかせいでかせいで、もーーーかせぎまくってやるわっ・・・!!」
おめでとうございます。
あなたの夢はかないました。
このときの美神がいい顔してるんだ。
リポート8 愛に時間を!! (その4)
4週続いたこの話もいよいよクライマックス。
横島の演技を見破るために唐巣先生をKOしてしまったのが裏目に出て、ひとりで悪霊と対峙する美神だが、実は実戦経験ゼロだった。
これには横島もびっくり。
唐巣のまねをして聖書を使ってみるがまったくパワーが出ない。
悪霊の攻撃でふっとばされた横島が偶然見つけたのが、まさに神通棍。
「そんなの使ったことない」という美神だが、横島が強引に持たせてみると・・・という話。
美神の初除霊に横島が一枚かんでいて、しかも、神通棍でしばくという美神のGSとしてのスタイルの確立は、実は横島がきっかけだった。
さらに、2人の「縁」は、横島が赤ん坊のときまでさかのぼる。
そんな、美神と横島の「くされ縁」が初めて描かれたエピソード。
無事、現在に帰ってきた横島だが、なんで助かったのか覚えていないというのも、今後のための大事なポイント。
もちろん、このあと作品の大きな要素となる「時間移動」の初出であると同時に、みかみれーこも初登場。
☆今回のギャラ
予期せぬ初除霊でさすがにそれどころじゃなかったですね。
★今回の逆パターン
「美神さんにはこれが一番あうんですよ!! 大丈夫!! やれる!!」
美神に神通棍を持たせて励ます横島。
横島の、美神への信頼とかすかな憧れが感じられるいい場面。
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