懐かしマンガレビュー 「GS美神 極楽大作戦!!」 第4巻 (1) [GS美神]
GS(ゴーストスイーパー)美神極楽大作戦!! (4) (少年サンデーコミックス)
- 作者: 椎名 高志
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 1992/09
- メディア: 新書
霊力アップの修業のため明神山へ向かう美神。
久々の学校で騒動に巻き込まれる横島。
おキヌのハートウォーミングなエピソードも。
いよいよ小竜姫登場の第4巻!
表紙アイテムは見鬼くん
リポート1 プロポーズ大作戦!!
少年誌ラブコメ王道の「恋人のフリ」がGSに登場。
美神のもとへ、上得意の財閥の息子とのケッコンをゼンテーとしたお付き合いの申し出が。
その男に、というよりは結婚そのものに全く興味がない美神は、断るために横島を彼氏に仕立てて、招待されたパーティに向かう・・・という話。
本誌掲載時カラーページ。
横島の「つい声が出てしまっている妄想」が登場。
「いずれこの女が俺のモノになる可能性さえあるかもしれんっ!!」
「あるかバカ!!」
ところが相手の男はGSという職業をさわやかにサギ呼ばわり。
もっともその理由は、幽霊や妖怪が怖くてしかたないため、いないものと思いこもうとしていているという情けないもの。
結局横島を連れてきた意味もなく、気が抜ける美神。
ラーメン食べて帰ろうとあまりに自然に腕を組む美神に、いつものバカをする余裕のないウブな横島だった。
って、あれ?
おキヌを相手の男の話し相手にさせて(怖がらせて?)おいて、そのすきに横島と二人で・・・ですか?
ヒドいじゃないですか。
☆今回の年間報酬
「年間150億は出してくれる上得意だし、なるべくやんわり断りたいのよ」
★今回の結婚に魅力を感じていない人
「私と結婚したいだなんて、バカじゃないの?」
あとから振り返るといろいろ原因を想像できるところですな、家庭事情とか。
リポート2 ドラゴンへの道!! (その1)
小竜姫が横島の隠れた素質に気付き、美神の修業もシリアス感たっぷり。
GSのひとつのターニングポイントのエピソード、美神の明神山修業編、スタート!
最近スランプだという美神。
唐巣によれば、悪霊の方が強くなってきているのだという。
美神は手っとり早く霊力をアップするために、唐巣の忠告も聞かず修行場のあるという明神山へ向かう。
修行場で出迎えたのは、鬼面のしゃべる門と、少女だった・・・という話
あら、冒頭の除霊で神通棍使ってるなぁ。
これで除霊の出てくる話では3回連続使用中。
この辺で完全に定番化したかな。
しかし、悪霊のキックをしたたか頭にくらう美神のシーンは結構衝撃的かも。
これまで除霊中にそんなヘマはしなかったからね。
☆今回のギャラ
仕事なし
★今回の久しぶりにゴーマンな感じの人
「私は美神令子よ! 地球が吹っ飛んでも、一人だけ生き残ってみせるわ!」
ヘタをすると死ぬかもしれない修業を前に。
リポート3 ドラゴンへの道!! (その2)
美神の前に現れた小竜姫という少女は、実は明神山の管理人、竜神族だった。
美神が選んだ修業コースは、やはりというか、ハイリスクハイリターンなもの。
3つの勝負に全勝しなければ命はないという。
美神の霊力を実体化した「影法師(シャドウ)」が、いよいよ闘いに挑む・・・という話。
・・・なのだが、今回の最重要場面は何といっても、小竜姫が横島の素質の一端を感じとるところ。
・(手加減したとはいえ私の刀をよけた・・・!?)
・「え?シロート・・・!? ただの荷物持ち?」
で、結局、見学の横島にも修業に必要な服に「一応」着替えさせる。
もっとも、この時点では、あくまで小竜姫の個人的認識にとどまっていて、誰が見てもわかるような形で現れていないので、今後のストーリー次第でどうにでもできるような扱いだけど。
だいたい相変わらず煩悩ボケ全開だしね・・・ってこれは最後までか。
・・・もし横島がよけなかったらどうするつもりだったのか、小竜姫。
☆今回のギャラ
仕事なし
★今回の実は冷静で自分を過信しない人
「この際だから、唐巣先生より強くなりたいわね!」
少なくとも現時点では唐巣の方が上だと。
こういう面が、たまに見える美神のいいところ。
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