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「GS美神 極楽大作戦!!」 第17巻 (1) 懐かしマンガレビュー [GS美神]

横島の死を目の当たりにした美神の怒りが沸騰。
感動のクライマックスを迎えた中世編の次は、横島の最大のライバル?西条と、美神の最大のライバル?小鳩の登場。
硬軟取り混ぜたGS世界をあますことなく描いた、第17巻。
表紙は西条登場のオカルトGメン編から。

GS(ゴーストスイーパー)美神極楽大作戦!! (17) (少年サンデーコミックス)

GS(ゴーストスイーパー)美神極楽大作戦!! (17) (少年サンデーコミックス)

  • 作者: 椎名 高志
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 1995/05
  • メディア: コミック


リポート1 ある日どこかで!! (その5)

自分が魔族だと見抜かれたヌルは、時間移動能力を持つ美神を亡きものにしようとたくらむ。
一方、もとの時代へ帰るにはマリアが必要だと美神に告げるカオス。
そもそもこの時代へ来たのも偶然ではなく、マリアがこの場所・この時間の「イメージ」を持っていたからだという。
しかしこのときのカオスのもとでは、マリアはまだ試作段階だった。
美神は、ヌルの手下たちがマリアを持ちかえったとみて、マリア姫を人質としてヌルのもとへやってきた。
とみせかけて、実はマリア姫は横島の変装だった・・・

今回の謎解き係は「天才」カオス。
現代のボケ具合からは想像できないほど頭が切れる。
美神に時間移動の特徴を説明するくだりはまさに天才の面目躍如。
ヌルのところへ忍び込む作戦もカオスが立ててるし。
カオスの説明に珍しく指を口に当てて首を傾げる美神がかわいい。

横島の力をちゃんと知っててアテにする美神。
「じゃ、始めましょうか!! 横島クン!!」
このときの美神の表情が、横島を頼もしく思ってるようにみえる。
横島もその期待を感じてか、やる気満々。
「うわはははっ!! 横島忠夫見参っ!!」

★今回の信頼できる人
 「さすが絶頂期のカオスが仕込んだ破魔札!! 現代じゃこんなにすごいの手に入らないわね・・・!」
 「こんなにあっさり殺れる相手なら、カオスはこんなチマチマした作戦たてたりしないわ!」
この時代のカオスの天才ぶりが、この美神のセリフからもわかる。
何しろ現代のカオスを知っているあの美神がここまでいうくらい。
逆に言うと、それをちゃんと冷静に判断できる美神もすごいけど。



リポート2 ある日どこかで!! (その6)

美神と横島の陽動作戦の隙に別行動で城へ入ろうとするカオスとマリア姫の前に立ちふさがるマリア。
しかし、マリア姫の怒りの一撃で正気?を取り戻す。
そしてカオスたちはヌルのエネルギーの発生源を探しあてる。
一方、ヌルの手下たちを次々と倒していく美神と横島だが、ヌルは変化の杖を使い、美神をカエルにしてしまおうとする・・・

のんきにお茶を飲んでる現代のカオスはおキヌの心配もよそにマイペース。
ようやく昔のことをちょっと思い出すが。
「わし、若い頃にあいつらに会っとる!! すっかり忘れとったわい!!」
「じゃ・・・じゃあ、二人がどうなったかわかりますよねっ!? いつ戻ってくるんです!?」
「・・・・・・! ・・・・・・?」
おキヌのずっこけが勢いあってよろしい。

ヌルの手下のザコソルジャーたちを退治していく美神と横島。
横島の必死な形相に対して美神は落ちついた表情。
この辺の描き分けをしっかりしてるのがこのマンガのいいところ。

で、今回もカエルにされるわ、ブタになるわと災難続きの横島。
といっても、ほとんど美神のせいなんだけど。
「お・・・おいしそうよ、横島クン♡」

★今回の魔族に注意される人
 「横島クン、お願いっ!!」
 「「お願い」じゃないーっ!!」
ヌルの変化の杖から逃れるために、無理やり横島を盾にする美神。
美神の身代わりにカエルになってしまう横島。
そのあまりの外道ぶりに、さすがのヌルも「人間としてそーゆーよけ方していいと思ってるのか」とツッコむほど。
こーゆーことをしても違和感がない主役なんだから、やっぱり秀逸なキャラだよね、美神って。
「何言ってんの!! 横島クンならともかくこの私をカエルに変えようなんて・・・許さんっ!!」


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