「GS美神 極楽大作戦!!」 第14巻 (5) 懐かしマンガレビュー

メドーサの企みを阻止することに成功した美神たち。
GSが海外に飛び出した香港編もついに終幕。
おまけの番外編も。

GS(ゴーストスイーパー)美神極楽大作戦!! (14) (少年サンデーコミックス)

• 作者: 椎名 高志
• 出版社/メーカー: 小学館
• 発売日: 1994/11
• メディア: コミック

リポート9　香港編<16>　劇終!!

火角結界が爆発するまでの時間を稼ぐために勘九郎が逃げ込んだのは、鏡の迷宮。
亜空間につながっている鏡の中で神出鬼没の勘九郎に翻弄される美神たち。
そして、ついに美神が勘九郎につかまってしまう。
だが、そのとき、美神のピンチを救ったのは、先に脱出させたはずの横島だった・・・

結局勘九郎のとどめは雪之丞がさすことに。
作品の流れ上、もっともな終わり方。

そして、最後はやっぱり美神に怒られる唐巣先生。
「あんたたちの滞在費と航空運賃は、小竜姫から金をふんだくるまで貸しですからね!　せめて荷物ぐらいキビキビ運ぶよーに!!」
「君ねっ!　仮にも私は君の師匠だよ!!　君には人間として大事なものがいくつか欠落してるんじゃるんじゃないかねッ!?」
「横島さんは今回がんばったから荷物もたなくていいんですって。よかったですねー」
「命がけで手に入れた報酬がこれだけかよ・・・」
いやいや、美神が素直に頑張りを認めたんだから、たいしたもんだよ。

というわけで、長かった香港編も今回にて終了。
結局メドーサとは決着つかず、因縁の勝負は持ち越しに。
一方で、雪之丞が新たに「美神とゆかいな仲間たち」に加わった。
そして、横島の力がサイキックソーサーからハンズオブグローリーへとパワーアップ。
美神がメドーサに横島のことでからかわれムキになるシーンとあわせて、美神の力になって認められたい横島と、横島の成長を頼もしく感じる美神の姿があらためて描かれたエピソードでした。
後のラブコメモードにつながる、横島に対する美神の微妙な感情の変化もね。


★今回の師匠

　「・・・横島クン!?　なんで・・・脱出しなかったの!?」

自分の指示に従わなかった横島に対し、怒らない美神。
横島の成長を感じた瞬間かもしれない。



リポート10　香港編<番外>　香港の休日!!

香港の街をぶらつく横島のもとに、助けを求めてきた女性。
聞けば、オカルト犯罪結社のデータが入ったファイルを持っているために、組織から追われているという。
美人の願いを聞かないはずのない横島は、もちろんOKする。
そして、組織の追ってたちとの戦いが始まる・・・

という映画に出演しました、というオチのおまけ番外編エピソード。
本筋とは全く関係なし。
まあ、箸休めといったところ。

それにしてもフロッピーディスクかあ。
使ったことない人も、もう多いんだろうな。


★今回の意外な語学力

　「我一●以來都很仰慕妳!」（●は字が変換できなかった・・・）
　「突然流暢な広東語で口説く前にするべきことがあるでしょうっ!?」

まあ、外国語を覚えるには現地の恋人をつくるのがいちばんの方法だというし。

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