「GS美神 極楽大作戦!!」 第16巻 (4) 懐かしマンガレビュー [GS美神]
母親譲りの美神の時間移動能力がついに発現。
若き日のカオスの活躍、そしてマリアとの絆。
そして横島に命の危機が・・・
ストーリー全体の核心へと一歩踏み込んだ、連載中期の人気長編「中世編」ついに始まる。
リポート7 ある日どこかで!! （その1）
バッテリー切れ直前のマリアの充電のため美神の事務所へ立ち寄ったカオス。
たまたま、美神・おキヌ・カオスが部屋を空けたところへ横島がやってくる。
一人黙ってイスに座っているように見えた充電中のマリアに触れて、感電してしまう横島。
部屋に戻ってきた美神に、必死の思いで助けを求めようと触れた瞬間、美神の体に異変が。
突然山の中へ飛ばされてしまった美神・横島、そしてマリア。
何とそこは、スイス・イタリア国境付近、それも時代は1242年だという・・・
母親が持っていた時間移動能力がついに美神にも発現した今回のエピソード。
1週間の休載を挟んでの再開、意味深な扉絵など、GS資格試験編と同じパターンで、新展開であることをしっかりと提示。
さらには冒頭、横島の夢の中に出てくる美神ママの謎かけのようなセリフ。
物語がこれまでとは一線を画すストーリーへと入っていくことがよくわかる。
ちなみに意味深な扉絵とは、美神が上下逆さまになって横島と向かい合い、横島の頬をなでているってもの。
シリアスな2人の表情が、今回のエピソードのクライマックスを示唆してるように思える。
タイムスリップした山中でガーゴイルに突然襲われた美神たち。
この予期せぬ攻撃を咄嗟にかわす美神だけど、ここでもちゃんと横島を掴んでいっしょによけている。
この時点での美神と横島の経験値の違い、それを把握しているうえで横島を守るために咄嗟に行動できる美神。
香港編でも同じようなシーンがあったけど、こういう描写をさりげなく、でも欠かさずに入れることで2人のキャラや関係が自然に読み手に伝わってくるんだろうね。
その直前にちゃんと悪態をつくのも含めてね。
「お金も道具もない、おキヌちゃんはいない、マリアは動かない・・・ こんなとこであんたと二人きりなんて・・・!! どーしてくれんのよ、このバカー!!」
よりにもよっていちばん役に立たないあんたと、と言いたいワケですな、本心はともかく。
ちなみに前回のエピソードで恐山に折られた神通棍。
「あ、そーだ。新しい神通棍おろしとかなきゃ!」
それで部屋を空けてる間に横島が・・・ということに。
★今回のお告げ
「娘を・・・娘をどうか守ってやってください」
「その時、そばにいてやれるのはあなただけなのです。」
「あの子はみかけほどには強くはありません。誰か・・・ささえてやる人間がそばにいなければ・・・」
冒頭の美神ママのセリフ。
連載開始時の傲慢無敵キャラから、弱さも含め少しずついろいろな面を見せてきていた美神。
それが自然に読み手に伝わってきて、その変化に違和感を感じさせない絶妙な構成だったけど、ここであらためてそれを明示してる。
と同時に、美神に対する横島の立ち位置の変化も。
そしてこの言葉が、後に横島が文珠を会得する際のキーワードにもなる。
リポート8 ある日どこかで!! （その2）
バッテリー切れのマリアをとりあえず置いてこうとした2人を突然襲ってきたガーゴイル。
そこへさらにもう一体、謎の犬のロボットらしきものが。
ガーゴイルには神通棍も歯が立たず、他に何も装備を持たない2人は逃げようとするが、現地の住民のしかけた罠にかかってしまう。
どうやら住民たちは魔女を捕まえたと思っているらしい。
ピンチに陥る2人の前に現れたこの辺りの領主の娘だったが、なんと彼女はマリアそっくりなうえ、名前も同じだった。
しかも、彼女はドクター・カオスを知っているという・・・
前回は「こんなとこであんたと二人きりなんて・・・!! どーしてくれんのよ、このバカー!!」などと怒鳴ってた美神ですが、もちろんすぐに名コンビ復活。
愛子の机の中に引きずり込まれたときもそーだったけど、結局そーゆー2人ってことで。
★今回のいつもと言ってることが違う人
「美神さんのアホー!! なんであーたはいつもいつもそんなはしたないかっこーをしてるんですかあああっ!!」
「悪かったわね!!」
この時代に「こんな身なりしてるんじゃリンチされちゃうかも・・・」と焦る美神。
普段はその「はしたないかっこー」がたまらないはずの横島ですが、命がかかるとこーなるってことで。
でも、美神も「はしたない」って自覚してるのね。
若き日のカオスの活躍、そしてマリアとの絆。
そして横島に命の危機が・・・
ストーリー全体の核心へと一歩踏み込んだ、連載中期の人気長編「中世編」ついに始まる。
GS(ゴーストスイーパー)美神極楽大作戦!! (16) (少年サンデーコミックス)
- 作者: 椎名 高志
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 1995/03
- メディア: コミック
リポート7 ある日どこかで!! （その1）
バッテリー切れ直前のマリアの充電のため美神の事務所へ立ち寄ったカオス。
たまたま、美神・おキヌ・カオスが部屋を空けたところへ横島がやってくる。
一人黙ってイスに座っているように見えた充電中のマリアに触れて、感電してしまう横島。
部屋に戻ってきた美神に、必死の思いで助けを求めようと触れた瞬間、美神の体に異変が。
突然山の中へ飛ばされてしまった美神・横島、そしてマリア。
何とそこは、スイス・イタリア国境付近、それも時代は1242年だという・・・
母親が持っていた時間移動能力がついに美神にも発現した今回のエピソード。
1週間の休載を挟んでの再開、意味深な扉絵など、GS資格試験編と同じパターンで、新展開であることをしっかりと提示。
さらには冒頭、横島の夢の中に出てくる美神ママの謎かけのようなセリフ。
物語がこれまでとは一線を画すストーリーへと入っていくことがよくわかる。
ちなみに意味深な扉絵とは、美神が上下逆さまになって横島と向かい合い、横島の頬をなでているってもの。
シリアスな2人の表情が、今回のエピソードのクライマックスを示唆してるように思える。
タイムスリップした山中でガーゴイルに突然襲われた美神たち。
この予期せぬ攻撃を咄嗟にかわす美神だけど、ここでもちゃんと横島を掴んでいっしょによけている。
この時点での美神と横島の経験値の違い、それを把握しているうえで横島を守るために咄嗟に行動できる美神。
香港編でも同じようなシーンがあったけど、こういう描写をさりげなく、でも欠かさずに入れることで2人のキャラや関係が自然に読み手に伝わってくるんだろうね。
その直前にちゃんと悪態をつくのも含めてね。
「お金も道具もない、おキヌちゃんはいない、マリアは動かない・・・ こんなとこであんたと二人きりなんて・・・!! どーしてくれんのよ、このバカー!!」
よりにもよっていちばん役に立たないあんたと、と言いたいワケですな、本心はともかく。
ちなみに前回のエピソードで恐山に折られた神通棍。
「あ、そーだ。新しい神通棍おろしとかなきゃ!」
それで部屋を空けてる間に横島が・・・ということに。
★今回のお告げ
「娘を・・・娘をどうか守ってやってください」
「その時、そばにいてやれるのはあなただけなのです。」
「あの子はみかけほどには強くはありません。誰か・・・ささえてやる人間がそばにいなければ・・・」
冒頭の美神ママのセリフ。
連載開始時の傲慢無敵キャラから、弱さも含め少しずついろいろな面を見せてきていた美神。
それが自然に読み手に伝わってきて、その変化に違和感を感じさせない絶妙な構成だったけど、ここであらためてそれを明示してる。
と同時に、美神に対する横島の立ち位置の変化も。
そしてこの言葉が、後に横島が文珠を会得する際のキーワードにもなる。
リポート8 ある日どこかで!! （その2）
バッテリー切れのマリアをとりあえず置いてこうとした2人を突然襲ってきたガーゴイル。
そこへさらにもう一体、謎の犬のロボットらしきものが。
ガーゴイルには神通棍も歯が立たず、他に何も装備を持たない2人は逃げようとするが、現地の住民のしかけた罠にかかってしまう。
どうやら住民たちは魔女を捕まえたと思っているらしい。
ピンチに陥る2人の前に現れたこの辺りの領主の娘だったが、なんと彼女はマリアそっくりなうえ、名前も同じだった。
しかも、彼女はドクター・カオスを知っているという・・・
前回は「こんなとこであんたと二人きりなんて・・・!! どーしてくれんのよ、このバカー!!」などと怒鳴ってた美神ですが、もちろんすぐに名コンビ復活。
愛子の机の中に引きずり込まれたときもそーだったけど、結局そーゆー2人ってことで。
★今回のいつもと言ってることが違う人
「美神さんのアホー!! なんであーたはいつもいつもそんなはしたないかっこーをしてるんですかあああっ!!」
「悪かったわね!!」
この時代に「こんな身なりしてるんじゃリンチされちゃうかも・・・」と焦る美神。
普段はその「はしたないかっこー」がたまらないはずの横島ですが、命がかかるとこーなるってことで。
でも、美神も「はしたない」って自覚してるのね。
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